【波よ聞いてくれ】ようこそラジオの世界へ!
今期やってるアニメで面白かった『波よ聞いてくれ』の紹介です。
あらすじ
札幌在住、スープカレー屋で働く鼓田ミナレは、酒場で知り合った
地元FM局のディレクター・麻藤兼嗣に失恋トークを炸裂させていた。翌日、いつものように仕事をしていると、店内でかけていたラジオから元カレを罵倒するミナレの声が……!
麻藤はミナレの愚痴を密録し、生放送で流していたのだ。
激昂してラジオ局へ乗り込むミナレ。しかし、麻藤は悪びれもせずに告げる。「お姐さん、止めるからにはアンタが間を持たせるんだぜ?」
ミナレは全力の弁解トークをアドリブで披露する羽目に。
この放送は反響を呼び、やがて麻藤からラジオパーソナリティにスカウトされる。「お前、冠番組を持ってみる気ないか?」
タイトルは『波よ聞いてくれ』。北海道の深夜3時半、そしてミナレは覚醒するッ!
(公式サイトより引用)
感想、その他いろいろ
PVを見て、とても面白そうだったので視聴開始しました。
最近アニメがリメイクされた人気作『無限の住人』の作者、沙村広明氏の漫画が原作です。
がっつりラジオ業界を題材にした作品というよりは、コメディや恋愛にも重きを置いた作品だと感じました。
声やしゃべりだけで勝負をするラジオパーソナリティという職業にスポットをあてた作品だけあって、小気味よい会話劇や名言(迷言?)のオンパレードです。
主人公の鼓田ミナレは本当に口の回るおしゃべりキャラで、彼女のしゃべりや表情、リアクションがこの作品の何よりの魅力だと感じました。
(第1話、第2話の作中より)
この鼓田ミナレを演じているのは杉山里穂さん(@sugiyama_riho)という方で、とても新人とは思えない演技力でした。これからも注目していきたいです。
この作品を見ていて、特に気になった点としては私の好きなアニメ『SHIROBAKO』に少し似ているところです。
お仕事アニメという側面で似ているというのもあるんですが、一番は「少しツッコミを入れたくなる誇張した表現」を使っているところです。
例えば、第1話冒頭の熊と戦うシーン。
(第1話の作中より)
これは主人公ミナレのラジオ放送中を表現したシーンなんですけど、いきなり熊と戦い始めて「ラジオじゃないの?」と思っちゃいました(笑)。
お仕事アニメはただ働いているところを見せていても、どうしても退屈になってしまいます。
こうした誇張した表現を用いることで仕事の緊張感や真面目な感じを伝えつつも、シーンを楽しめますし、真面目に見せたいシーンとのギャップが生まれ、作品をより面白いものにします。
まだ数話しか見ていないのですが、『波よ聞いてくれ』これからも楽しみです。
今期他におすすめのアニメがあればぜひ教えてください。
それでは
【第1話無料配信】
(あとがき)
本文中で紹介した『SHIROBAKO』は私が一番おすすめしているアニメです。お仕事アニメなんですけどいきなりカーチェイスが始まったり、バトルアニメになったりとシリアスシーンも笑えるものになっています。いつかブログで紹介したいなぁ。
(『SHIROBAKO』 劇場版、テレビシリーズ第1話の作中より)